ものまねタレント田口佑希が引退発表 歌を嫌いに…
「ものまね紅白歌合戦」への出演などで知られる、ものまねタレントの田口佑希が25日、ブログを更新し、8月をもって芸能活動を休止することを明かした。田口は「もう 歌を唄う事は二度とありません」と引退を決意するに至った苦しい胸の内を明かしている。
「夏が終われば。」と題した更新で田口は「私は、8月に入っているお仕事を最後にこのお仕事を辞める事に致しました」と報告。関係者に向けた謝罪と感謝の気持ちと共に、ファンに対して「辞める事を考え始めてから毎晩 悩み抜き、眠れぬ夜を過ごしましたが、こうして 応援して下さった皆様にお伝えする事が 何よりも辛いです」とつづった。
活動休止の理由について、温かい応援の一方で「似ていないモノマネ」「ただのカラオケ大会」との声も多くあったことを振り返った田口。「私に出来る全てを 死に物狂いで、それはもう必死にやってきましたが マネは愚か、どんどん 歌が唄えなくなり、歌を聴くのが嫌になり、いつからか 歌を唄うのが嫌いになってしまいました」と告白した。
発表に伴いブログも終了するといい、「諸悪の根源は 他ならぬ私自身」と心境をつづる田口。「この罪をどう償って生きればいいかまだ分かりませんが、また 眠れぬ夜を過ごしながら考えたいと思います」と自戒する一方、「でも もう 歌を唄う事は二度とありません。唄わずに償う方法を見つけたいと思います」と決意は固いことを明かし、周囲に向けて「今まで 本当に ありがとうございました。そして サヨナラ」とメッセージを送っている。
田口は2012年7月にフジテレビ系「ものまね王座決定戦」に素人として出場。決勝にまで進出し注目を浴びた。その後は「ものまね紅白歌合戦」のレギュラー出演やテレビ朝日系「お願い!ランキング」、TBS系「タカトシの時間ですよ!」などのバラエティー番組のほか、ローカル局などに出演。相川七瀬、大黒摩季、Hysteric Blueなどのレパートリーがある。(西村重人)