「クマのプーさん」の名前の由来となったクマが映画に
作家A・A・ミルンの児童文学で、ディズニーキャラクターとしてもおなじみの「クマのプーさん」の由来となったクマを映画化する企画が進行しているようだ。Varietyが報じている。
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ラットパック・エンターテインメントが製作権を取得した本作は、2015年に出版予定の絵本「ファインディング・ウィニー(原題) / Finding Winnie」を映画化するもの。クマの元の飼い主であるハリー・コルバーン中尉を中心に描かれるという。
名前の由来となったクマは、コルバーンがカナダのホワイトリバーにて20ドルで購入した黒いコグマ。コルバーンは彼の故郷ウィニペグにちなんで「ウィニー」と名付ける。のちにロンドン動物園に預けられたウィニーを見たミルンの息子クリストファー・ロビンは自身のクマの縫いぐるみにウィニーと命名。これがミルンに「ウィニー・ザ・プー(Winnie-the-Pooh)」というキャラクターの着想を与えることになった。
この物語は、2004年にマイケル・ファスベンダー主演で「ア・ベア・ネームド・ウィニー(原題) / A Bear Named Winnie」としてテレビ映画化されている。
絵本「ファインディング・ウィニー(原題)」は、リンジー・マティックが執筆、ソフィー・ブラッコールが挿画を担当し、2015年秋に北米で出版される予定。(山口浩太)