ホラーファンの批判を覚悟…『THE JUON/呪怨』リブート版は新アプローチに
映画『スパイダーマン』シリーズなどのサム・ライミ監督が製作を手掛ける『THE JUON/呪怨』(2004、清水崇監督)のリブート映画の内容について、脚本家のジェフ・ブーラーがリメイクにするつもりはないとFearnetに語った。
先月、脚本家として雇われた、映画『ミッドナイト・ミート・トレイン』(北村龍平監督)のブーラーは「僕は、製作会社ゴースト・ハウス・ピクチャーズの人達と2年間話し合っている。これまでは、同社の下でしばらくアイデアが練られていたが、新たなサイクルや段階でどのようにアプローチするかというと、われわれはサラ・ミシェル・ゲラー主演の『THE JUON/呪怨』や日本版『呪怨』のリメイクとして、それらに近づけるつもりはない」と断言。
続けて「あくまでこれまでの映画の概念と精神を維持しながら、『呪怨』の神話を新たな手法を通した世界観で伝えることになるが、それはエキサイティングなこともである」と話した。このアプローチは、大切なホラーコミュニティーから批判を受けるかもしれないが、クリエイターとしてストーリーを前進させる必要性があるとも語っている。
2004年に製作された『THE JUON/呪怨』は製作費約1,000万ドル(約10億円)で、約1億8,700万ドル(約187億円)の興行収入を稼ぎ出した。今作は、ライミ監督が『死霊のはらわた』のロバート・G・タパートや『カルト』の一瀬隆重らと共に、ゴースト・ハウス・ピクチャーズとグッド・ユニバースの下で製作する予定。(1ドル100円計算)(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)