TEAM NACS戸次重幸、映画初主演!東京で挫折して地元に帰る男に
大泉洋が所属する演劇ユニットTEAM NACSのメンバーである戸次重幸が、『ホコリと幻想』で映画初主演を果たすことがわかった。戸次演じる主人公の元カノ役を美波が務める。
本作では、芸術家を夢見て美術大学への入学を機に上京したものの、挫折して高校卒業以来、初めて地元北海道の旭川に戻った松野(戸次)が、親友が営業しているラーメン屋で偶然元カノの美樹(美波)と出会い、自分の職業をクリエイターと偽ってしまうことで物語が展開する。思わずついたうそにより同窓会のモニュメント作りに取り組むことになった松野が、一人さいなまれる孤独と向き合いながら、自分自身を取り戻していくさまが描かれる。
同作では映画『ある夜のできごと』の鈴木聖史が監督・脚本・企画の3役を務め、鈴木監督の出身地である旭川市でオールロケが行われている。また遠藤要、本田博太郎、内田朝陽、奥山佳恵ら演技派で知られるキャスト陣が脇を固める。
鈴木監督は本作の物語を「夢をかなえたとか言って、詐欺師に成り下がってしまった男の物語は、ひどく格好悪く、それでも最後は愛らしい」と表現。また制作に当たって「『きれいに生きる格好良さ』ではなく『アンバランスな人生の格好良さ』を一人の主人公を通して伝えられたらと思います」と意気込んだ。(編集部・井本早紀)
映画『ホコリと幻想』は2015年春公開予定