俳優ボブ・ホスキンスさん死去 71歳 『ロジャー・ラビット』『スーパーマリオ』など
映画『ロジャー・ラビット』『スーパーマリオ/魔界帝国の女神』などで知られる俳優のボブ・ホスキンスさんが肺炎のため死去した。71歳だった。BBC Newsほか各メディアが報じたもので、ホスキンスさんは現地時間29日に家族に囲まれながら病院で息を引き取ったという。
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ホスキンスさんは1942年10月生まれでイギリス出身。1969年に俳優としてのキャリアを本格的にスタートし、1986年には映画『モナリザ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネート。そのほか映画賞の男優賞を独占した。
1988年の映画『ロジャー・ラビット』では、実写キャストとして実在しないアニメキャラタクーと見事な掛け合いを披露。1993年の『スーパーマリオ』ではマリオ役を務め、日本でも広く知られた。2012年にパーキンソン病のため俳優を引退した。
ホスキンスさんの家族は声明で「最愛の人であるボブを失ったことで途方に暮れています」とコメント。プライバシーを尊重してほしいと告げると共に、周囲からの追悼のメッセージへの感謝を述べている。(編集部・入倉功一)