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『シュガーマン 奇跡に愛された男』マリク・ベンジェルール監督が死去 36歳

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36歳の若さで亡くなったマリク・ベンジェルール監督
36歳の若さで亡くなったマリク・ベンジェルール監督 - Alberto E. Rodriguez / WireImage / Getty Images

 第85回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞を受賞した映画『シュガーマン 奇跡に愛された男』のマリク・ベンジェルール監督が亡くなった。36歳だった。スウェーデンメディアのExpressenほか複数のメディアが報じた。

マリク・ベンジェルール監督の映画『シュガーマン 奇跡に愛された男』場面写真

 警察によると、ベンジェルール監督はスウェーデンの首都ストックホルムで5月13日(現地時間)に亡くなったという。死因については明かされていないが、彼の死に犯罪性はないとのこと。

 『シュガーマン 奇跡に愛された男』は、著名な音楽プロデューサーに見いだされ、1970年代に全米でデビューした歌手ロドリゲスを追ったドキュメンタリー作品。商業的には成功せず、アメリカの音楽シーンから姿を消した彼だったが、彼の曲が海を越えて南アフリカに渡り、反アパルトヘイト運動を続けていた若者たちの支持を得て革命のシンボルとして評価されていくさまを描いている。ベンジェルール監督は、本作の編集に3年を費やしたことをインタビューで語っていた。(澤田理沙)

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