歌手ナズの映画、10月に米公開!
今年トライベッカ映画祭のオープニングナイトを飾った歌手ナズを描いた映画『タイム・イズ・イルマティック(原題) / Time is Illmatic』の北米配給権がトライベッカ・フィルムズに決まり、アメリカ公開が今年の10月に決定した。The Hollywood Reporterや複数のメディアが報じている。
本作は、フォード・ファンデーションのジャスト・フィルムズや、トライベッカ・フィルム・インスティテュートのトライベッカ・オール・アクセス・プログラムのサポートを得て製作された作品で、マルチメディア・アーティストのワンナイン(One9)がメガホンを取り、脚本はエリック・パーカーが執筆した。
1994年のナズのデビューアルバム「イルマティック」を題材に、そのアルバムがヒップホップ界に与えた影響と、ジャズ・ミュージシャンの父オル・ダラとの家族関係が描かれている。
今回の決定について、ナズは「今作『タイム・イズ・イルマティック(原題)』に愛やサポートを与えてくれた(トライベッカ・フィルムズの)ロバート・デ・ニーロやジェーン・ローゼンタールに感謝したい。彼らとパートナーになれたことを誇りに思っている。僕はニューヨークがもたらす親密な文化の結合を感じている」とコメントした。
今作は10月に劇場公開だけでなく、ビデオ・オン・デマンドでも同時放映されることになっている。さらに、ナズは全米の数都市でパフォーマンスも公開時に行うようだ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)