コーエン兄弟、スピルバーグ作品の脚本を執筆へ
ジョエル&イーサン・コーエンが、冷戦ドラマ映画の脚本を執筆することが明らかになった。The Hollywood Reporterが報じた。同作はスティーヴン・スピルバーグの監督次回作になるといわれている作品で、主演はトム・ハンクスを予定。もしも実現すれば、スピルバーグとハンクスのタッグは『プライベート・ライアン』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ターミナル』に続き、4度目となる。
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同作は、冷戦最中の1960年に起こったU-2撃墜事件で、アメリカ人スパイの釈放に貢献した弁護士ジェームズ・ドノヴァンの実話を基にしたドラマ。コーエン兄弟が脚本を手掛けることで、一躍スピルバーグの次回監督作の筆頭候補に浮上した。一部報道によると、今年9月にヨーロッパで撮影を開始するという。
コーエン兄弟とスピルバーグは、2010年の映画『トゥルー・グリット』でもタッグ。この時はコーエン兄弟の監督作をスピルバーグが製作総指揮としてバックアップしている。コーエン兄弟はこれまでにアカデミー賞脚本賞・脚色賞を1度ずつ受賞しており、脚本家としての実力は周知の通りだ。
また、スピルバーグは『チャーリーとチョコレート工場』の原作者として知られるロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」のメガホンを取ると報じられているが、こちらは来年の撮影開始を予定。順調に行けば、その前に本作の撮影を行うことになる。(編集部・福田麗)