大泉洋主演で「アイアムアヒーロー」が実写化!有村架純&長澤まさみが共演
花沢健吾のベストセラーゾンビ漫画「アイアムアヒーロー」が実写化され、「モテない・サエない・うだつのあがらない」の三拍子がそろった主人公・鈴木英雄役に大泉洋が決定したことがわかった。ヒロインの女子高生役には有村架純が挑む。
花沢が“現代日本でゾンビパニックが起きたらどうなるか?”ということを突き詰めた同漫画は、2009年より連載開始され、現在累計発行部数は400万部以上を記録。理性を失い、超人的な力で人を襲い、かむことでウイルスに感染させるZQN(ゾキュン・作中でのゾンビの名称)があふれかえった町を舞台に、緊張感漂うサバイバルパニックが描かれる。
主人公の英雄は、35歳になっても漫画家デビューを夢見ている漫画家アシスタント。ZQNと化した恋人てっこから襲われたことをきっかけに、趣味で所持していた散弾銃を持ち出し、東京から逃げ出すことになる。その途中で、女子高生・早狩比呂美(有村)と行動を共にするようになるが、比呂美が赤ん坊ZQNにかまれたことで半ZQN・半人間となってしまい、今まで襲われている人を横目に逃げてきた英雄にも彼女を守ろうとする心境の変化が訪れる。
ジョン・ウー監督作『太平輪(原題)』で初カンヌ入りを果たした長澤まさみが看護師としての知識をもとに大胆な行動に出る藪(ヤブ)役として出演。監督は、原作者の花沢も「読ませていただいた脚本が素晴らしく、佐藤監督の映像表現も素晴らしいのでお任せしたいと思いました!」と太鼓判を押す映画『GANTZ』の佐藤信介が務める。
主演の大泉は「とても人気のある漫画ですので、原作のファンの皆さんの期待に応えられるよう佐藤監督や最高のスタッフと共に全力で頑張ります」と意気込みを語りつつも、「どうか皆さん僕がZQNに食べられないよう祈っていてください。いやぁ~ZQN怖ぇ~」と英雄さながらのヘタレ具合を見せていた。またヒロインを演じる有村は、大泉と長澤と初共演。「現実離れしたストーリーですが、大泉洋さん演じる主人公がヒーローに変わっていくように、わたし自身もこの作品を通して成長していけたらと思っています」と期待を膨らませていた。(編集部・井本早紀)
映画『アイアムアヒーロー』は2015年より全国東宝系にて公開