「攻殻機動隊」素子とバトーが夫婦に?FROGMANによる禁断のパロディー!
大ヒットSFアニメシリーズ最新作「攻殻機動隊ARISE」をギャグアニメ化した、「チャンネル5.5」によるパロディー企画の最終話「攻殻機動家族」が公開された。今回は、ヒロインの草薙素子とパートナーのバトーがまさかの子持ち夫婦に。テレビアニメ「進撃の巨人」の梶裕貴をバトー役に抜てきし、禁断のパロディーが展開する。
「チャンネル5.5」は、バランス栄養食「カロリーメイト」と人気Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」のFROGMAN監督がタッグを組んだパロディーアニメプロジェクト。「ARISE」はその第2弾となり、これまで、素子の仏頂面が原因で9課が同好会に降格させられる「降格機動隊」や、筆記試験中の素子が電脳カンニングに挑む「こう書く機動隊」など、多くのファンを持つ大ヒットシリーズを徹底的にぶち壊してきた。
そして最終話の「攻殻機動家族」では、素子とバトーがまさかの夫婦に。「エプロン姿で夫の帰りを待つ奥様」にふんする素子の、本編のイメージとかけ離れた姿は必見だ。素子の声は、これまでのパロディーに引き続き上坂すみれが担当。そしてバトーの声を、「進撃の巨人」のエレン役でおなじみの梶裕貴が演じる。
エレンをはじめ少年役のイメージが強い梶を、オッサンキャラのバトー役に抜てきするというFROGMANらしいキャスティングに梶本人は「……正直、最初はお断りしようと思いました」と苦笑。しかし監督から、「“バランスの悪い”キャスティングがひとつのテーマ」と伝えられて開き直り「生活感丸出しな、現代的な若者の声を意識しました」とのことで、入魂の「ゆとりバトー」ぶりに期待したい。梶はさらに「僕も出演していた『進撃の巨人』のパロディーをぜひ観てみたいですね」と期待を掛けている。
また上坂は、最終話を迎え「これまでに、素子がエビになっていたこともあったので、最終話では人間として出演できて、まずはほっとしました」とコメント。「わたし自身このシリーズに出演してから、『ARISE』本編を観ていても、『このカッコいい草薙素子も実は裏では『攻殻』の字がわかってないのかも知れない』などと思うようになってしまいました(笑)。皆さんにもぜひ、そういう目線で素子を愛でていただければうれしいですね」と語っている。(編集部・入倉功一)
アニメ「攻殻機動家族」は「チャンネル5.5」オフィシャルサイトで公開中