人気漫画家・桂正和、アニメ版「牙狼」から声優オファー?
漫画家の桂正和が20日、お台場の東京カルチャーカルチャーで行われたトークイベント「GARO CREATOR'S kNight」に、特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズ総監督の雨宮慶太、造形作家の竹谷隆之、秋に放送予定のアニメ版「牙狼<GARO>-炎の刻印-」の林祐一郎監督と共に出席した。シリーズ最新作のテレビドラマ「牙狼<GARO> -魔戒ノ花」にゲスト出演を果たした桂は、イベント中、今度はアニメ版の声優を打診される一幕があった。
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「牙狼」シリーズの造形やデザインにスポットを当てた今回のイベント。雨宮監督も「今までありそうでなかった」と語る貴重な機会とあって、この日のチケットは発売から4分で完売。ファンの期待の高さをうかがわせた。
そんな雨宮監督にとって桂は、専門学校時代の後輩にあたる。監督が「学校に行くと、(戦隊ヒーロー)サンバルカンの格好をして踊っているヤツがいた。俺、ちょうどそのころサンバルカンの必殺技の合成をやっていたから、桂に『俺、合成をやっているんだよ』と言ったんだけど、あまり合成には興味なさそうだった」と当時を振り返ると、桂は「音楽に合わせてテーブルの上で名乗りをしていただけで、踊っていたわけじゃない」と反論。「その後、『ゼイラム』で通行人の役をやったりとかはしたけど、あまり雨宮さんと仕事はしていなくて。だから今日何で俺はここにいるんだか」とボヤいてみせた。
しかし、その後もトークには花が咲き、4人がファンからの質問に答えるなど、2時間半に及んだイベントは大盛り上がり。雨宮監督は「(シリーズに出演した)小西遼生が来ています、藤田玲が来ていますとやれば客が来るのはわかっている」と言いながら、「このメンツだけでお客さんが来てくれるのはうれしい。アニメが放送されたらまたこのメンツでイベントをやろう」と意気込みをコメント。
すかさず桂が「そのときは、俺はもっと関係ないじゃない」とボヤくと、雨宮、林両監督から「声優はどう?」とまさかのオファー。困惑した様子の桂を見た竹内が思わず笑みを浮かべると、桂は「お前、俺が困っているとうれしそうだな」と恨めしそうなコメントを発し、会場は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)
シリーズ最新作のテレビドラマ「牙狼<GARO> -魔戒ノ花」はテレビ東京系にて毎週金曜深夜放送中