ドラマ版「コンスタンティン」、民放のためトレードマークのたばこを吸えず
DCコミック「ヘルブレイザー」を基に製作が決定したテレビドラマ「コンスタンティン(原題) / Constantine」では、米民放局のルールによりたばこを吸うシーンを撮影できないという。
キアヌ・リーヴス主演映画『コンスタンティン』フォトギャラリー
マット・ライアン演じる主人公ジョン・コンスタンティンは、たばこがトレードマークのヘビースモーカー。しかし製作側は、実際にたばこを吸っているところを映さずにこれを表現しなければならないらしい。「民放なので喫煙シーンは映せない。彼のトレードマークの一つなんだけどね。できる限りのことをして、盛り込もうとしているよ」とパイロット版の監督を務めたニール・マーシャルはColliderのインタビューで語っている。
コミックやキアヌ・リーヴス主演の映画『コンスタンティン』では、長年にわたる喫煙で末期の肺がんという設定になっているが、同ドラマのジョンががんを患っているのかは明らかにされていない。
ファンの中には、キャラクターが肺がんになってしまうため、喫煙のマイナス面も表現されていると主張し、トレードマークをなくすことに不満を募らせている人も多いようだ。しかし、Tobacco Controlの発表によると、民放のテレビドラマから喫煙シーンが禁止されて以降、成人の喫煙者数は減少傾向にあるため、民放側もスタンスを変える気はないのだろう。(澤田理沙)