競泳金メダリストのイアン・ソープ ゲイであることをカミングアウト
オリンピック金メダリストでオーストラリア出身の競泳選手イアン・ソープが、オーストラリアのテレビ番組で同性愛者であることをカミングアウトした。
2012年に出版した自伝でイアンは、「僕はゲイではなく、過去の性的関係も全て女性とだった。僕は女性に魅力を感じるし、子供が大好きだ。いつかは家庭を持ちたいと思っている」と書いていた。
しかし、7月13日(現地時間)にオーストラリアのネットワーク・テンで放送された番組では、ベテラン司会者マイケル・パーキンソンに、ゲイであるかどうかを単刀直入に聞かれたのだ。それに対し、イアンは「それについては長い間、考えてきた。僕はストレートではない。これはごく最近のことだけど、2週間前くらいから近しい人たちに打ち明けてから気持ちが楽になったんだ」と答えた。
以前からカミングアウトしたかったものの、オーストラリア国民がどう思うかなどの不安に駆られ勇気が出ず、打ち明けることができなかったとのこと。隠している間にウソが大きくなりすぎ、全てのことにウソをついているのではないかと思われるのも怖かったと語っている。また今回自分がゲイであることを発表することで、今後同じ立場の人が楽になればと思っているとも付け加えている。
カミングアウト後、応援のメッセージを送ってくれたファンに対し、イアンは自身のツイッターで心から感謝するとつづっている。(澤田理沙)