『思い出のマーニー』実写化に高月彩良&有村架純は乗り気!?
24日、スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の大ヒット記念イベントとして、両国の江戸東京博物館で開催予定の展覧会「思い出のマーニー×種田陽平展」にWヒロインを務めた高月彩良&有村架純と、米林宏昌監督が来場、本作の美術監督・種田陽平の案内で展覧会を堪能した。
23日までの5日間で動員55万人、興行収入7億円を記録した本作のヒットを祝して行われた本イベント。米林監督の前作『借りぐらしのアリエッティ』の公開時には、小人の世界を巨大セットで再現した「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」が開催され、全国で70万人を動員する大盛況となったが、今回の展示では、種田が美術監督として参加した『思い出のマーニー』のセットを実写映画のセットのように巨大空間に再現するとともに、およそ100点以上におよぶ映画本編の美術資料などを展示している。
展示物について1点ずつ丁寧に説明する種田の言葉に熱心に耳を傾けていた高月と有村は「すごーい!」「映画の中に出てきた物!」と興奮を隠し切れない様子。米林監督も「映画制作中にこの展示があれば、もっと絵を描きやすかったのに……」と種田が作り出した美術の世界に感銘を受けたようだった。
展示を一通り堪能した高月は「ものすごいリアルで、鳥肌が立ちました!」と感想を述べ、有村も「ジブリの世界の中に入ることができて、とてもワクワクしました」と笑顔。そんな彼女たちのリアクションに種田は「当然ですね」とちゃめっ気たっぷりに応じ、「アニメ制作と同時進行で何か月もかけて作ったものですし、実写映画としても撮ることができるものになっています。1日貸しますんで、(実写版『思い出のマーニー』を)ぜひ!」と呼び掛ける。
そんな種田の言葉に「取材の時に(ここで展示されている、クライマックスに登場する)サイロのセットに行ったことがあって。そこで二人で怖がっているふりをしたことがあったので、サイロのシーンはやってみたい」という高月と、「アニメを再現するのは面白そう」と語る有村。米林監督も「今回の美術を余すところなく使ってみたい。アニメでは描かなかった角度からも撮れますからね」と実写化にまんざらでもない様子だった。(取材・文:壬生智裕)
映画『思い出のマーニー』は公開中
「思い出のマーニー×種田陽平展」は7月27日から9月15日まで江戸東京博物館で開催