『ポケモン』が7年ぶり首位!『マレフィセント』『マーニー』に競り勝つ
映画週末興行成績
興行通信社が22日に発表した土日2日間(19日~20日)の全国映画動員ランキングでは、人気アニメ「ポケットモンスター」シリーズ第17弾『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』が、夏休み本番で大作がひしめく中、見事に初登場1位を飾った。
初登場1位!映画『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』フォトギャラリー
これまで強力な夏映画の後塵(こうじん)を拝し初登場2位となることが多かった劇場版ポケモンだが、今年は2007年の『劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』以来7年ぶりとなる首位を獲得した。全国357スクリーンで公開され、動員36万190人、興収3億9,325万9,400円を記録。祝日を含む3日間の成績は、動員51万7,017人、興収5億5,990万8,500円となった。過去2年の劇場版ポケモンの初日3日間の興収は7億円を超えていたこともあり、今回はやや大人しめのスタートとなった。
一方、公開3週目のディズニー映画『マレフィセント』は2位にランクダウンとなったが、動員35万746人、興収4億7,992万4,000円と、興収順では1位となり、早くも累計興収30億円を突破している。
高畑勲監督と宮崎駿監督が一切関わっていないスタジオジブリ初の長編アニメーション映画『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)は初登場3位。全国461スクリーンで公開され、動員28万5,234人、興収3億7,886万5,500円を記録。祝日を含む3日間では動員42万4,506人、興収5億5,374万5,100円となった。男女比は45対55。年齢別では10代を筆頭に、20代、30代、40代、50代と幅広い層を集めた。職業別では会社員が約40パーセント、小学生から大学生が約30パーセントを占めた。
4位には『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』が初登場。全国309スクリーンで公開され、動員13万8,528人、興収1億6,983万5,850円をあげた。同じく初登場となった、ディズニーアニメ最新作『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』は全国313スクリーンで公開され7位。動員は6万5,459人、興収は7,729万3,200円だった。
今週末公開作品は、『GODZILLA ゴジラ』『幕末高校生』『エイトレンジャー2』など。(文中の数字は興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2014年7月19日~7月20日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(NEW)『ポケモン・ザ・ムービー XY/破壊の繭とディアンシー』:1週目
2(1)『マレフィセント』:3週目
3(NEW)『思い出のマーニー』:1週目
4(NEW)『劇場版 仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯!』『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』:1週目
5(3)『オール・ユー・ニード・イズ・キル』:3週目
6(2)『好きっていいなよ。』:2週目
7(NEW)『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』:1週目
8(4)『アナと雪の女王』:19週目
9(5)『超高速!参勤交代』:5週目
10(6)『呪怨 -終わりの始まり-』:4週目