『ダイ・ハード』ナカトミ商事社長役のジェームズ繁田さん死去
映画『ダイ・ハード』でナカトミ商事の社長ジョセフ・タカギを演じていたジェームズ繁田さんが亡くなった。81歳だった。
E! Onlineなどによるとジェームズさんは現地時間7月28日午後2時、就寝中に息を引き取ったとのこと。訃報を発表したエージェントは「ジェームズはアメリカで最も有名な東アジア系のスターでした。彼はA級映画の主役もテレビドラマのゲスト出演も、品のあるクールなスタイルでこなした俳優でした」と声明を出している。
ジェームズさんはハワイ出身の日系アメリカ人。1960年にゴールデン・グローブ賞有望若手男優賞の1人に選ばれた彼は、映画『フラワー・ドラム・ソング』『太陽にかける橋』『ハワイアン・パラダイス』などに出演。テレビドラマでは「ハワイ5-0」「大草原の小さな家」「私立探偵マグナム」「ジェシカおばさんの事件簿」などに出演していた。
ジェームズさんは1950年代に日本でも活躍し、1957年と1958年の紅白歌合戦に歌手として出場。The Hollywood Reporterによると、アメリカではバラエティー番組「ザ・ダイナ・ショア・ショー(原題) / The Dinah Shore Show」で歌声を披露したという。(澤田理沙)