家族全員を銃殺された少女にダンブルドア校長から手紙が届く
家族全員を叔父に銃殺された米テキサス州の15歳の女の子キャシディ・ステイさんが、「ハリー・ポッター」シリーズの著者であるJ・K・ローリングから同作に登場するダンブルドア校長の名前で励ましの手紙を受け取っていたことが明らかになった。
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Us Weeklyによると、今年7月に、キャシディさんの叔父ロン・ハスケルが、元妻でキャシディさんの叔母の居場所を聞き出そうと、突然キャシディさんの家に上がり込んできたという。家族が居場所を教えるのを拒否すると、叔父はキャシディさんの両親と4人の兄弟をその場で撃ち殺したとのこと。
キャシディさんも銃弾が頭をかすめたものの、次に祖父母が襲われることを心配し、死んだふりをして叔父が立ち去るのを待ち、いなくなった後、すぐに警察に通報した。そのおかげで、叔父は逮捕されたという。
そのわずか3日後、記者会見で事件について語ったキャシディさんは、「暗闇の中でも幸せを見つけることはできます。あかりをともすことを忘れなければ」と「ハリー・ポッター」の中でダンブルドア校長が言った言葉を口にしたのだ。これがきっかけで、彼女をぜひローリングに会わせてあげたいとのキャンペーンがインターネットで始まったという。
このキャンペーンのFacebookページによると、8月4日時点で二人は会ってはいないものの、ローリングからダンブルドア校長の名前で手紙が届いたとのこと。手紙は紫のインクの手書きで、ほかにもホグワーツ魔法魔術学校への合格通知、入学にあたり必要な学用品のリストと魔法の杖、キャシディさんが口にしたダンブルドア校長の言葉が含まれた「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」もサイン入りでプレゼントされたらしい。キャシディさんは手紙に何が書かれていたかを公表していないが、Facebookには、今後も二人を会わせるキャンペーンを続けたいと書かれている。(澤田理沙)