母が息子の性器を切り取る…韓国映画『メビウス』映像公開
過激な性描写で本国・韓国でも上映制限となったキム・ギドク監督の問題作『メビウス』の予告編が公開され、夫(チョ・ジェヒョン)の不貞を知り嫉妬に狂った女(イ・ウヌ)が息子(ソ・ヨンジュ)の性器を切り取るという衝撃的なシーンが明らかになった。
本作は、『嘆きのピエタ』(2012)で第69回ベネチア国際映画祭・金獅子賞に輝いたギドク監督の新作。2013年の同映画祭でワールドプレミア上映され、映画史上最も壮絶なヒューマンドラマとして話題を呼んでいた。
今回公開された予告編は、浮気相手と密会していやらしい笑みをこぼす父、不倫を知り不敵に笑う母、両親の不和を繊細に感じ取った息子の姿を捉えたもの。息子の性器が母によって切り取られてしまったことで、家族はさらなる破滅の道をたどることになる。全編セリフなしながら「性」「家族」「人間」というテーマが冗舌に語られるさまは必見だ。(編集部・市川遥)
映画『メビウス』は12月6日より新宿シネマカリテほか全国公開