タモリ、Nスペ司会も気負いなし!「イグアナと同じ」
タレントのタモリが、ドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」の大型シリーズ「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」の司会に決定し、19日、同局内にて行われた取材会に、上條倫子アナウンサー、白川友之チーフプロデューサーと共に登壇した。「笑っていいとも!」終了後、ドキュメンタリー番組を初の司会に選んだタモリは、「こういう番組をやるのとイグアナ(の物まね)をやるのとは全く同じ」とバラエティーもドキュメンタリーも自分にとっては何も変わらないという持論を展開した。
「今日は勝手に番組をやっているにもかかわらず、来ていただいてありがとうございます」とタモリらしいひょうひょうとしたあいさつから始まった本会見。「笑っていいとも!」が感動のフィナーレを迎えてから約5か月。その動向が注目される中での会見となったが、タモリはドキュメンタリー番組を選んだことに「同じ興味があることをやっているだけ。この番組が堅苦しいとかは一切思わないし、特に興味があることなので、非常に面白く番組をやりました」と大満足の様子。この日は2本撮りを終えた後だったが、全く疲れを見せず「早くビールが飲みたい」と笑顔を見せた。
番組では、「異常気象」「スーパー台風」「巨大地震」「火山大噴火」などの巨大災害を、最新の研究データからわかってきた地球の大循環のメカニズムからひもとき、突入しつつある地球大変動の時代をどう生き抜いていくかを考える。
タモリは特に地震に興味があるようで、「わたしたちは本当に危ない(プレートの)上に住んでいる。極論を言えば、日本に住んで安全なところは1か所もない」と断言。さらに、自宅を建てる際には地面の状態を調べ上げたことや、災害を見据えて水や食料の備蓄や発電機、石油ストーブなどの備えが万全であることも明かしつつ、「天変地異について新しくわかってきたことがこの番組で語られていますし、なるほどな! と思うことが随所にあります。ぜひ興味を持って見てほしい」とアピールした。(取材・文:鶴見菜美子)
NHKスペシャル「巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃」(全4回)は8月30日よりNHK総合にて放送開始