俳優の米倉斉加年さん死去80歳「男はつらいよ」「放浪記」など名バイプレーヤー
俳優・演出家として映画やテレビ、舞台で活躍した米倉斉加年さんが26日の午後9時33分、腹部大動脈瘤(りゅう)破裂のため、福岡市内の病院で亡くなった。80歳だった。
米倉さんは1957年に劇団民藝水品演劇研究所に入所し、舞台「放浪記」「おもろい女」などで活躍。舞台以外にも映画『男はつらいよ』シリーズやNHKの「ちりとてちん」「坂の上の雲」ほか数多くの作品で存在感のある演技を見せた。
最近では、山田洋次監督の『小さいおうち』などに出演し、遺作は10月に公開される吉永小百合主演作『ふしぎな岬の物語』となった。
葬儀は近親者のみで行われ、後日都内でお別れ会を開く予定だという。(編集部・中山雄一朗)