「あの花」チームの新作アニメが始動!秩父が舞台の青春群像劇
深夜アニメとしてスタートし、大人が泣けるアニメとして話題を呼んだ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(通称「あの花」)のスタッフによる、新たな劇場版アニメ企画が進行中であることが明らかになった。先月31日に「あの花」の舞台、埼玉県秩父市で行われた「あの花夏祭 in ちちぶ Final」で発表された。
監督の長井龍雪、脚本の岡田麿里、キャラクターデザインの田中将賀が、アニメ「とらドラ!」「あの花」に続いてタッグを組む本作。「あの花」と同じく、秩父を舞台にした青春群像劇の第2弾となり、A-1 Pictures制作で2015年の公開を予定している。
この発表を受け長井監督は「また3人で作品を作ることになり、うれしく思います。『あの花』のように、たくさんの人に愛される作品を生み出せるよう頑張ります。楽しみにしていて下さい」と意気込みをコメント。新作の詳細は明らかになっていないが、現在「あの花」のオフィシャルサイトでは、謎の玉子のイラストが掲載された特設ページが公開されている。
この日行われた「あの花夏祭 in ちちぶ Final」は、これまで2回にわたって行われてきた同作の関連イベント「あの花夏祭」の最後を飾る催し。『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の公開1周年を記念したもので、秩父市によると、当日は1万5,000人ものファンが参加し、イベント会場には3,000人を超える人々が来場した。
イベントでは、芽衣子(めんま)役の茅野愛衣、安城鳴子(あなる)役の戸松遥、鶴見知利子(つるこ)役の早見沙織ら声優陣とスタッフによるトークをはじめ、作品に対するファンからの感謝の手紙の読み上げ、映画のリバイバル上映などを開催。さらに茅野、戸松、早見がテレビ版エンディングテーマ「secret base~君がくれたもの~」をライブで披露するとファンの熱気は最高潮に達し、参加者の合唱は会場の外にまで響き渡った。(編集部・入倉功一)