「花燃ゆ」語りにシャア声優・池田秀一
女優・井上真央主演で吉田松陰の妹・文の生涯を描く2015年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」新キャスト発表会見が22日、東京・NHKふれあいホールで行われ、語りを国民的人気アニメ「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルの声優としても知られる池田秀一が務めることがわかった。
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池田は「まさかわたしが大河ドラマの語りなど」と謙遜しながらも、「新しい時代を作るのは若者たちだという『花燃ゆ』の世界」に惹(ひ)かれ、快諾したと音声でコメントを寄せた。
この日は、第13代長州藩主・毛利敬親の正室、毛利都美子役の松坂慶子や松陰を処刑した幕府大老・井伊直弼役の高橋英樹のほか、かたせ梨乃、麻生祐未、井川遥、若村麻由美、宮崎香蓮、小島藤子、内藤剛志、佐藤隆太の10名の出演者が明らかに。
伊藤博文の最初の妻・入江すみ役で大河ドラマに初出演する宮崎は、「中学生の頃から思っていた大河ドラマに出たいという夢が今ここでかないました。かなった次には、大河ドラマで精いっぱい、いただいた役を演じきる新たな目標ができました」と初々しく語ると、「結婚や離婚など、いろいろな波を乗り越えていく役ですが、楽しみながら一生懸命頑張りたいと思います」と意気込んだ。
吉田ふさ役の小島も同じく大河ドラマ初出演。「夢のようで緊張しております。(兄)吉田稔麿役の瀬戸康史さんとは、このお仕事を始めてから今までも何回か共演させていただき、本当に兄のような方。楽しんで兄妹を築けたら」と期待に胸を膨らませた。
新たな共演者を前に井上は「発表会見は何回やっても慣れなくて、毎回、背筋が凍る思いをしています」と恐縮。また女優陣に触れ「今のところ男性陣が多くて、とても男臭い現場になっていますので、とてもうれしいですし、スタッフも男性が多いので、早く参加してくれたらスタッフさんも喜ぶと思うのでよろしくお願いします」と笑顔を見せた。
同作は幕末の長州藩士・吉田松陰の妹・文(井上)を主人公にした歴史ドラマ。激動の長州藩の運命に翻弄されながらも、新しい時代へと松陰の志を引き継いだ女性の生涯が描かれる。(中村好伸)
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は2015年1月4日より放送開始