HYDE、ドラキュラが怖くて窓に十字架
ロックバンドVAMPSのHYDE(L'Arc~en~Ciel)とK.A.Z(OBLIVION DUST)が7日、ハリウッド映画『ドラキュラZERO』のスペシャル試写会に出席。本作の日本版イメージソングでもある新曲「VAMPIRE’S LOVE」を500人のファンの前でサプライズ披露した。
ドラキュラの起源とされ、15世紀に実在したヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)を描いた本作。会場にはVAMPSの二人を目にしようとファンクラブから5,000名の応募があり、その中から選ばれたファン500名が入場。トークショーかと思いきや突然バンドが登場して演奏が始まると大歓声が上がり、HYDEはドラマチックなバラードを切々と歌い上げて、「歌う予定じゃなかったけど、歌いたいので歌いました」と笑顔。
そもそもVAMPSはHYDEがヴァンパイア(Vampire)が好きだったことから名付けられたバンド名。ヴァンパイアをモチーフにした同作には愛着がわくのか、VAMPSのビジュアルを使った「ムビチケカード」を発売するなど積極的にタイアップしている。そのことに関してHYDEは「全然関係ないバンドにヴァンパイアやられたら悔しいでしょ。(オファーをもらったときは)うれしかった」と説明。
大好きだというドラキュラについても「本当にいるんじゃないかと調べたりするほど好き。ロックとホラーって切っても切れない仲。小さいころはドラキュラが怖くて窓に十字架を置いていたくらいだったけど、ロックに目覚めたころには好きになっていた」と照れ笑い。
またヴァンパイアにちなんで、変わりたいことを問われると、HYDEは「自分はどうも怖いイメージがあるみたいで、なるべく優しくしないといけないなと思っています。羊の皮をかぶるといいますか、表面上だけでも優しい感じでいけたら」と述べ、映画には「すごくすてきな映画だった」と満足げだった。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ドラキュラZERO』は10月31日より日本公開