最強の男ドウェイン・ジョンソン、草食系男子に熱いアドバイス!
米経済誌フォーブスの「最も稼いだ俳優ランキング2014」で第2位を飾り、俳優のみならずプロレスラーとしても活躍を続けるドウェイン・ジョンソンが、主演作『ヘラクレス』への思い、そして強さの秘密を語った。
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ギリシャ神話でも知られるヘラクレスが、仲間と共に戦いを重ねるうちに真の強さに目覚め、本物の英雄になるまでの姿を大迫力のアクション満載で描いた本作。ドウェインは、「ヘラクレスが肉体的に強いというのはもちろんだが、彼が人生で生きていく中で大切な人を失いながらも強くなっていく精神的な強さを観てほしい」と語る。
現在もWWEのプロレスラーとしてリングに上がっている“最強の男”は、いかにしてその強さを手に入れたのだろうか? 「僕が小さいころから、こんなふうだったと思うかい? まさか!」と笑ったドウェインは「実は、いじめられていた時期もあったんだ」と意外な言葉を口にした。
「子供のころは父親がプロレスラーだったこともあって、各地を転々としていた。引っ越しのたびに友達を作るのはすごく大変でつらかったよ。小学校6年生のときのサマーキャンプでも嫌な奴がいてね。俺を見つけては、押してきたり、からかってきたり、それは嫌だった」と当時を振り返る。その後、されるがままだったドウェイン少年は、意を決していじめっ子に立ち向かい「一発パンチして全速力で逃げた」という。
「当時は全速力で逃げるしかなかったけど、あのパンチは俺にとって、勇気の一発だった」と話すドウェイン。そのとき自分の人生をヘラクレスに投影したのだという。「男の人生には強くならなければならない瞬間が必ずある。自分自身を守らなければならないとき、家族や大切な人のために戦うとき。ヘラクレスも自分も、人生の中でそんな瞬間を経験しながら心を強くしていったんだ」。
そんな怖いもの知らずのヘラクレスを演じたドウェインだが、彼が恐れる物はあるのだろうか? 「あるよ! 娘がいるのだけど、父親として正しいアドバイスができているのか、正しく生きているのかを考えると怖い。親であることはとても怖いことだよ」と笑顔。現代のヘラクレスは、家族愛、そして男としての強さに満ちた男。来日して、草食男子という言葉を初めて聞いたというドウェインは「男には必ず強くなければならない瞬間があることを、この映画を観て日本の男子にも感じてほしいね」と笑顔でメッセージを送った。(編集部・森田真帆)
映画『ヘラクレス』は全国公開中