ティム・バートン、ウルトラ怪獣に囲まれ笑顔!ダダは「僕の幸運の天使」
ティム・バートン監督が31日、日本初上陸となる美術展「ティム・バートンの世界」(東京・森アーツセンターギャラリーにて11月1日~2015年1月4日まで開催)のオープニングセレモニーに出席。大好きだというウルトラ怪獣がサプライズで登場すると、一体一体と握手したり、頭をなでたり、ハグをしたり、手にキスをしたりと大喜びだった。
同展は、スケッチ、デッサン、未公開映像作品、オブジェ、手紙など約500点に上る展示品からバートン監督の世界に迫る美術展。2009年11月にニューヨーク近代美術館で開催されたバートン監督初の美術展「Tim Burton展」は彼の作品を制作年の時系列ごとに三つのセクションで展示したものだったが、今回はそこに新たな150点を加え、テーマ、モチーフ、プロジェクトごとのセクションに体系化した、バートン監督の芸術活動をより深く掘り下げた内容になっている。
バートン監督は「ティム・バートンの世界」の日本上陸に、「全ての作品はとてもプライベートなもので人に見せようとして作ったのではありません。だから世界のミュージアムで展示され、人々が楽しんでくれるというのはとてもエキサイティングです」と喜びのコメント。「これらの作品が人々をインスパイアして、彼らが絵を描き続けたり、作品を作り続けたりする理由になったらうれしいです」と同展に込めた思いを語った。
この日、自身の胸ポケットから顔をのぞかせているウルトラ怪獣・ダダのフィギュアを「僕の幸運の天使」と表現していたバートン監督は、サプライズでダダ、ガンQ、ピグモンが登場すると「僕の家族!」と大喜び。観客に背を向けてウルトラ怪獣たちと交流し、怪獣たちの去り際には「またあとでね」と声を掛けていた。また、オープニングセレモニーには同展のオフィシャルサポーターを務めるお笑いコンビ・ピース(又吉直樹、綾部祐二)も出席。バートン監督作でジョニー・デップが演じたキャラクターのコスプレ姿の二人に、「ジョニーの都合がつかないときは、君たちを起用するかも」と応じるなど終始ご機嫌だった。(編集部・市川遥)
「ティム・バートンの世界」は11月1日~2015年1月4日まで森アーツセンターギャラリーにて開催 一般1,800円、高校生・大学生1,300円、子供(4歳~中学生)800円