日本人俳優が『アベンジャーズ』ドラマ版に出演!
日本人俳優の尾崎英二郎がマーベル・スタジオ製作の米人気ドラマ「エージェント・オブ・シールド」シーズン2の第8話(11月18日全米放送)に出演していることが明らかになった。マーベルのテレビシリーズに日本人俳優が出演するのは今回が初めて。
「エージェント・オブ・シールド」は、アイアンマンやマイティ・ソーといったスーパーヒーローたちを支える国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントであるコールソンと彼の特命チームに属する部下たちが活躍する、映画並みにスゴい本格アクションドラマである。
役の大小にかかわらず人気テレビドラマに出演するのは至難の業。ましてや日本人俳優が抜てきされることなどそうそうあることではない。「マーベルのロゴが入った契約書を手にしたときは感慨深いものがありました」と語る尾崎は、個人的にもマーベルが作る独創的な世界の大ファン。撮影の現場では「至るところで目にするS.H.I.E.L.D.のマークを見て、胸がときめいた」という。
尾崎の演じる役柄については俳優側とマーベルの間に交わされる契約上、秘密とされているが、囚人役であることだけは判明している。これまでオンエアされているエピソードから筆者が察するところでは、中心となっているプロットに絡んだシーンで尾崎が起用されているのではないかと思われる。
映画『ラスト サムライ』や『硫黄島からの手紙』などに出演したあと、2007年にロサンゼルスに単身で渡り、無名なところから努力を重ねてきた尾崎は、着々とキャリアを積み、最近ではスティーヴン・スピルバーグ製作、ハル・ベリー主演のテレビドラマ「エクスタント(原題) / Extant」にも出演。渡米7年目にしてテレビ番組から大作映画まで幅広い業績を残している。尾崎の活躍は、ハリウッド進出の夢を描く人たちにとって大きな励みとなるに違いない。(取材・文:明美・トスト / Akemi Tosto)