AKB48ドキュメンタリー監督、最もアイドルに接近…第4弾に最高傑作の自負
AKB48の軌跡を追ったドキュメンタリー映画の第4弾『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』で前2作に続き監督を務めた高橋栄樹が、本作について語っている。
映画『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?』フォトギャラリー
シリーズを通して国民的アイドルグループの素顔に迫ってきた本作。今回は、高橋監督が初めて自身のカメラでメンバーを追った。そんな本作について高橋監督は「この作品はアイドル映画史上、最もカメラがアイドルに『接近した』映画だと思う」と自負する。
それは、彼女たちの心情に迫ったという意味だけではない。「国立競技場中止が決まった時の抱き合う大島優子と高橋みなみとカメラの間には、ほんの数センチの距離しかない。近づきすぎて全体が見渡せないほどだ。この距離まで近づけるのは、メンバー以外、このカメラしかなかったと思う」という高橋監督。
その映像によって、アイドルと呼ばれる少女たちの「表情のその上に現れる、微細な心の動きを写し出したかった」といい、「遠くを見る視線、眉の動き、笑う時や泣く時の頬の繊細な震え。それはインタビューで語られる言葉よりも明確に、その瞬間のメンバー内面を物語っている」と分析。「言葉が『真実』とは限らない。ただ、しかるべき時に浮かんでしまう表情には、人はうそはつけない。この映画は、そういう瞬間の集積であり、それこそが映画が伝えたいメッセージなのだ」と熱弁をふるう。
本作のブルーレイ&DVDのコンプリートBOXに収められたディレクターズカット版には、47分に及ぶ追加映像が使用されている。高橋監督はこれにより、メッセージは「更に明確になった」と自負。Mr.ChildrenやTHE YELLOW MONKEY、GLAYなど名だたるアーティストのミュージックビデオを手掛けてきたキャリアを振り返り「このディレクターズカットこそが、わたしの最高傑作である」と断言している。(編集部・入倉功一)
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