『ジム・キャリーはMr.ダマー』20年ぶり続編が『ベイマックス』から首位奪取!
全米ボックスオフィス考
先週末(11月14日~11月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、コメディー映画『ジム・キャリーはMr.ダマー』の20年ぶりの続編となる『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』が興行収入3,611万1,775ドル(約36億1,117万7,500円)を稼ぎ出し、前回1位のディズニーアニメーション『ベイマックス』(3,466万2,707ドル・約34億6,627万700円)から首位の座を奪った。(数字はBox Office Mojo調べ、1ドル100円計算)
『ジム・キャリーはMr.ダマー』は、一目ぼれした女性を追って、ロイド(ジム・キャリー)が相棒ハリー(ジェフ・ダニエルズ)と繰り広げる珍道中を描いたヒット作。20年ぶりの続編となる本作では、二人が何年も前に養子に出されたハリーの娘を捜すロードトリップに出るさまを活写した。監督は、前作に引き続きピーター&ボビー・ファレリー。興収3,611万1,775ドル(約36億1,117万7,500円)という数字は、ファレリー兄弟作として過去最高のオープニング興収だ。
2週目の『ベイマックス』と『インターステラー』はそれぞれ2位、3位と1ランクずつダウン。落ちの少ない興行を続けており、『ベイマックス』は2億ドル(約200億円)、『インターステラー』は1億6,000万ドル(約160億円)あたりの最終興収に落ち着くものとみられている。
初登場の『ビヨンド・ザ・ライツ(原題) / Beyond the Lights』は興収620万284ドル(約6億2,002万8,400ドル)で4位。精神的に不安定な人気女性歌手が自分を理解してくれる警察官と出会い、本物のアーティストとなっていくさまを追ったドラマで、『リリィ、はちみつ色の秘密』で知られるジーナ・プリンス=バイスウッド監督がメガホンを取った。
このほか、『カポーティ』『マネーボール』のベネット・ミラー監督が実際に起きた五輪金メダリスト射殺事件を映画化した狂気の人間ドラマ『フォックスキャッチャー』が6館での限定公開ながら24位に初登場。主演のスティーヴ・カレル、チャニング・テイタムはアカデミー賞ノミネートが有力視されており、徐々に公開館数を拡大していく予定だ。
今週末はジェニファー・ローレンス主演の大ヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイPart1(原題)』が公開される。(編集部・市川遥)
11月14日~11月16日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ダム・アンド・ダマー・トゥー(原題) / Dumb and Dumber To』
2(1)『ベイマックス』
3(2)『インターステラー』
4(初)『ビヨンド・ザ・ライツ(原題) / Beyond the Lights』
5(3)『ゴーン・ガール』
6(6)『セイント・ビンセント(原題) / St. Vincent』
7(5)『フューリー』
8(4)『ウィジャ(原題) / Ouija』
9(7)『ナイトクローラー(原題) / Nightcrawler』
10(11)『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』