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女優・中川安奈さんのお別れ会に、堤真一、長谷川博己ら約550人が参列

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女優・中川安奈さんのお別れ会が行われ約550人が参列した
女優・中川安奈さんのお別れ会が行われ約550人が参列した

 10月17日に子宮体がんのため49歳で永眠した、女優・中川安奈(本名・栗山安奈)さんのお別れ会が、24日、青山葬儀所にて行われ、俳優の堤真一長谷川博己佐野史郎市村正親阿部寛小日向文世永島敏行安蘭けい真琴つばさ、映画監督の崔洋一ら、約550人が参列し、故人をしのんだ。

女優・中川安奈さんのお別れ会に 画像ギャラリー

 中川さんや、夫で舞台演出家の栗山民也さんゆかりの方々が集まって行われたお別れ会。2011年の舞台「アントニーとクレオパトラ」で共演以来、親交があったという女優・熊谷真実が「あんちゃんは美しかった。ソフトな声が大好きでした」と思い出を語ると「もっとたくさん会いたかった、もっとたくさん話しておけばよかった。後悔ばかりです」と早すぎる死を涙ながらに惜しんでいた。

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 また舞台「チェンジリング」のワークショップで一緒になってからの付き合いだという岡本健一は「(中川さんに)会った誰もが良い印象を持つ人。すてきな時間をありがとう」と弔辞を述べると、公私共に親交があった上條恒彦は歌で故人をしのんだ。

 1989年公開の映画『Aサインデイズ』で中川さんを起用した崔監督は「彼女の女優業の中では異質の役でしたが、とても素直で生真面目。役に正面から向き合う方でした」と評すると「美しい人。安らかに眠っていただきたいです」と言葉を紡いだ。

 祭壇には「バラ園の中にいるようにしたい」という希望から、約2,000本のバラに囲まれた笑顔の中川さんの写真が飾られた。喪主となった夫の栗山さんは「安奈を失って1か月が経ちました。この1か月は悲しさと悔しさでいっぱいでしたが、現実に向き合わなければなりません。元気に前を向いていくことが供養になると思います。明るく、頑固で必死に生きた49年。安奈にカーテンコールをお願いします」と力強く発すると、会場からは拍手が鳴り止まなかった。(磯部正和)

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