橋本愛がゴスロリ少女に!『ワンダフルワールドエンド』が先行上映
女優の橋本愛が11月30日、多摩市で行われた「第24回映画祭TAMA CINEMA FORUM」のプログラム「ワールドエンドの少女たち」トークイベントにゴスロリ衣装で登場した。
新人女優・蒼波純とダブル主演を務めた映画『ワンダフルワールドエンド』(来年1月17日公開)が同プログラム内で先行上映されたこの日、二人は劇中でも披露しているゴスロリファッションで登壇。同作は今秋メジャーデビューを果たしたミュージシャン・大森靖子の楽曲「ミッドナイト清純異性交遊」「君と映画」のミュージックビデオを基に、なかなか売れないモデル・詩織(橋本)と詩織の追っかけファン・亜弓(蒼波)という二人の少女の物語を紡ぎ出したドラマ。
橋本は「大森さんの気持ちを考えたときに、自分のことが映画化されるのはそんなにいい気分じゃない気がして、踏み込んでいく感じが怖かった」と撮影前に抱えていた不安を明かす。それでも、「(本人が)現場に来てくださったとき、ドキドキされていたけど、本当にいい方で、ほどよい距離感で関わってくださってうれしかった。出来上がった作品に音楽をつけてくださって、その音楽にも感動して、大森さんを利用する形じゃなくて、大森さんありきで作らせていただき完成できてよかったなと思った」と晴れやかな表情を見せた。
同プログラムでは、蒼波が出演している『世界の終わりのいずこねこ』(来年公開予定、年内先行上映あり)も先行上映された。両作品を経た自身の成長について蒼波は「まばたきがちょっとだけ減りました」と初々しい発言で会場を沸かせた。
また、同席した『ワンダフルワールドエンド』の監督と脚本を務めた松居大悟は、大森の世界観を映像化するにあたり「書いて見せて『これじゃない、直して』とダメ出しをくらうような作業が多かったですけど、悔しくなって『絶対負けないぜ』という気持ちでした」と制作の奮闘を振り返っていた。
観客との質疑応答も行われ、舞台への興味を聞かれた橋本は「好きです。機会があればやりたいと思っていますが、成り行きというか、流れに乗りたいなという感じです」と気持ちを明かしていた。この日は、『世界の終わりのいずこねこ』の竹内道宏監督も出席した。(中村好伸)