レディー・ガガ、女優2作目は救世主役!ロドリゲス監督も首っ丈!
『マチェーテ・キルズ』に続いて異才ロバート・ロドリゲスの新作『シン・シティ 復讐の女神』に出演している、ポップ界のスーパースター、レディー・ガガの女優としての魅力に迫った。
演じているのは誰?映画『シン・シティ 復讐の女神』フォトギャラリー
『シン・シティ 復讐の女神』は、原作者のフランク・ミラーがロドリゲス監督と共に監督を務めたベストセラー・グラフィックノベルに基づくヒット作『シン・シティ』の続編。前作と同様、悪徳が栄える街シン・シティを舞台に、そこに生きる人々の壮絶な攻防を描いている。前作に続いて出演したジェシカ・アルバやミッキー・ローク、ブルース・ウィリス、今回が初参加のジョセフ・ゴードン=レヴィット、ジョシュ・ブローリン、エヴァ・グリーンといった豪華キャストが競演。その一角を担うのがレディー・ガガだ。
彼女がふんするのはニューヨークからやって来たダイナーのウエイトレス、バーサ。ゴードン=レヴィットふんするギャンブラーの悲愴(ひそう)な運命を好転させる救世主ともいえるキャラクターだ。シン・シティにもまれたらしいはすっぱな雰囲気を漂わせているが、一方で癒やしを感じさせる点がミソ。ガガ自身のエキセントリックな個性からは想像できない雰囲気を放っているのである。
ガガの映画出演はロドリゲス作品『マチェーテ・キルズ』に続いて2度目。「ロドリゲスはわたしがヒューストンでライブをしていた夜に電話をくれたんだけど、不意にバーサ役が決まり、翌日には撮影だったわ。わたしもニューヨーク出身だから、この役にピッタリだったのよ」とガガは語るが、超多忙な彼女が出演を即決していることからも、ロドリゲス監督との絆の強さが感じられる。
一方のロドリゲス監督は、「彼女にはフィルム・ノワールの雰囲気がある。この世界観にハマっているんだ」と言う。わずかなシーンにして、鮮烈な存在感を発揮。映画『シン・シティ 復讐の女神』は、トレードマークの太い眉毛はそのままに、女優としての可能性を切り開いたレディー・ガガの個性を堪能できる一作となっている。(猿園楽)
映画『シン・シティ 復讐の女神』は1月10日よりTOHOシネマズスカラ座ほかにて全国公開