マーティン・フリーマン、あまり『ホビット』ビルボ役だと気付かれない
人気ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」などのマーティン・フリーマンが、超大作『ホビット』3部作にホビット族のビルボ役で主演したものの「いまだに人に知られずにいることができる」と明かした。
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マーティンは第1部『ホビット 思いがけない冒険』が公開される前、「観てくれる人が多いのはうれしいけど、プライバシーがなくなるという妥協もしなければいけない」と世界的な名声を手にすることへの複雑な心境を明かしていたが、完結編『ホビット 決戦のゆくえ』の公開を前に取材に応じると「面白いもので、ここまで有名でいつも目にするキャラクターを演じたにもかかわらず、完全に匿名でいられるというほどではないけれど、僕の場合はなぜかそれほど気が付かれなくて済むんだ」と打ち明ける。
今でもいろいろなところに出没するが「ビルボを演じたとは誰にも気付かれないこともよくあるよ」とのこと。「僕に対する見方や、僕の価値といったことを考えると、それらが少し変わったのは明らかだ。それでも不思議なことに、いまだに人に知られずにいることができる。映画自体はとてもビッグだから、不思議なものだけどね」と振り返った。
マーティンはその理由について「ホビットを演じているのはビルボ・バギンズだと思っている人が多いのかもしれないね。僕の言っていること、わかるかい? そう思う人が多いということがあるだろう。俳優が演じているんだということを、必ずしもわかっていない人がいるというわけだよ」と分析している。マーティンを取り巻くこの状況は、彼がいかにビルボを見事に演じてきたかということの証だといえるだろう。(編集部・市川遥)
映画『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日より全国公開