『96時間』完結編ダイジェスト映像を公開!スーパーおやじのムチャ度マックスに
リーアム・ニーソン主演の人気シリーズ最新作にして完結編とされる『96時間/レクイエム』のダイジェスト映像が公開され、この上なくド派手なアクションシーンの一端が明らかになった。
リュック・ベッソン製作&脚本によるこのシリーズは、第1作『96時間』(2008)が業界関係者も驚くほどの世界的な大ヒットを記録し、続編『96時間/リベンジ』(2012)も製作された。元CIA秘密工作員の主人公ブライアンが「家族愛」をモチベーションに闘う意外な設定と、名優リーアム・ニーソンが魅せる豪快なアクションは、あらゆる観客のド肝を抜いてきた。
そして最新作『96時間/レクイエム』の物語は、ブライアンの元妻レノーアが無惨な死体となって発見される衝撃の導入部でスタート。殺人容疑者として警察に指名手配されたブライアンが、事件の黒幕に罪を償わせるために過酷なハードルを次々と突破していく姿がノンストップで描かれる。
「今回のブライアンは自分が備えたスキルに頼るしかない。接近戦や爆薬の知識、スナイパーとしての腕、移動しながら作戦を練るスキル、それに姿をくらます能力。彼は半分、機械でできているようなところがあるんだ」。ニーソンがそう説明するように、本作のブライアンは追跡や侵入の特殊なスキルを惜しみなく繰り出し、多彩な戦闘テクニックをフル稼働。ダイジェスト映像には、コンビニでの銃撃戦やマーシャルアーツを駆使した肉弾バトルなどが怒濤(どとう)の迫力で収録されている。
さらにロサンゼルスのフリーウェイを3回の週末ごとに封鎖して撮影した大規模なカーチェイス、オリヴィエ・メガトン監督が「2機の飛行機と5台のポルシェを使い、3日半で撮影した」と振り返るセスナ機とポルシェのクラッシュシーンもちらりと公開。地元ロサンゼルスを大混乱に陥れるブライアンのムチャな暴れっぷりは、まさにシリーズのマックスレベルだ。
これらのアクション描写はそれ自体も超パワフルだが、ブライアンの怒りや哀しみのエモーションと合体した本編はさらなる興奮を呼ぶはず。(高橋諭治)
映画『96時間/レクイエム』はTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開中