人気急上昇の森川葵&菅田将暉がフシギな男女関係を議論「嫌いだけどわかり合える」
映画『チョコリエッタ』で共演した人気急上昇中の若手コンビ、森川葵と菅田将暉が、本作で展開する不思議な男女関係について議論を交わした。本作は、大島真寿美の青春小説を『火星のカノン』などの風間志織監督が映画化したロードムービーで、ヒロインの女子高生・知世子(森川)と映画好きの先輩・正宗(菅田)のひと夏の旅が描かれる。
森川葵&菅田将暉がジュリエッタ&ザンパノごっこ!映画『チョコリエッタ』フォトギャラリー
幼いころに交通事故で母を亡くした知世子と、両親が離婚し祖父の元で育てられた正宗。周囲になじめずかたくなに成長を拒む二人が旅の中で繰り広げる、恋人、友達、どっちつかずの複雑な関係について、森川は「この人、嫌いだなって思うけど話してみたら意外とわかり合えることってありますよね」と分析。二人がラブホテルで一夜を過ごすシーンで正宗がとるドキリとするような行動に対し、菅田は「男性にもいろいろなタイプがいるので一概には言えないですけど、正宗は監督志望なので一被写体として知世子に魅力を感じているんだと思います。彼女に振り回されていますが、まんざらでもないという……」と複雑な男心に思いを巡らせた。
「犬になりたい」など脈略のない発言で周囲を驚かせる知世子と、「君にはこの世界がクソまみれに見えないか」とどこか詩的な言葉を紡ぐ正宗。そんな複雑な役どころを自然体で伸び伸びと演じていた二人だが、森川いわく監督の演出は厳しく「なかなかOKが出なかった」そう。菅田も「リハーサルではうまくいっても本番になると謎の緊張感が襲ってきてパニックになったこともあった」と振り返りつつ、「ここまで普段の自分も巻き込まれることはなかったけど、そのどんどん自分が否定されていく感じが面白かったです」と手応えを語った。
知世子と正宗のように「人生において停滞すること」に対しては、口をそろえて「じっとしていることの方が苦痛」だという森川&菅田。森川は雑誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍するほか主演映画『おんなのこきらい』の公開が控え、菅田も『映画 暗殺教室』『ピース オブ ケイク』と出演作が続く。演じたキャラクターとは真逆で、2015年に大きく前進していく二人の快進撃から目が離せない。(取材・文:編集部 石井百合子)
映画『チョコリエッタ』は1月17日より新宿武蔵野館ほか全国公開
【森川葵】ヘアメイク:松岡奈央子/スタイリスト:宇藤えみ/衣装:アンリアレイジ
【菅田将暉】ヘアメイク:岩田恵美/スタイリスト:伊藤省吾