「Glee」のナヤ・リヴェラ　「毎日シャワーを浴びるのは白人のすること」コメントに波紋

　テレビドラマ「Glee」でサンタナを演じているナヤ・リヴェラのコメントが、人種差別的発言だと波紋を呼んでいる。

　トークショー「ザ・ビュー」に出演したナヤは、「白人はエスニック系の人に比べ、シャワーを浴びる頻度が多いと思うわ。1日に1回以上や毎日シャワーを浴びるのは白人特有のものだと思う」とコメント。スタジオにいた観客からは驚きの声があがり、司会のロージー・オドネルは、「そこに黄色いシャツを着た黒人女性がいるけど、心臓発作を起こしそうな顔をしているわよ」とコメントした。

　その場を収めようとしたナヤは、「わたしの母は黒人とプエルトリコ人のハーフだけど、毎日シャワーは浴びているわ。わたしは白人男性と結婚をしているけど、彼は日に2度も3度もシャワーを浴びるの。わたしとしては『なんで？』って思う。皮膚科の医師によると、シャワーは2、3日に1度がベストだって。だからわたしはちょうどいいの」と付け加えた。

　この放送後、ナヤの発言に反論する多くのツイートが寄せられたという。「ナヤ・リヴェラは間違っている。エスニック系が白人よりもシャワーの回数が少ないと言うのは間違いだ」「自分が2、3日に1度しかシャワーを浴びないからって、エスニック系の人全員が日常的にシャワーを浴びないって考えはどうなの？」などのツイートが見られた。中には、「もっとシャワーを浴びれば、リアリティー番組のカーダシアン一家になりたくて必死な感じが洗い流されるかもよ」など辛辣（しんらつ）なものもあった。

　このような批判にナヤは、「みんな、今日シャワーから出たら、ついでにユーモアのセンスも身に付けてみたら？　愛してるわ」と反論している。（BANG Media International）