『アップルシード』の人気キャラ、ブリアレオスのアクセントはどこに付ける?
「攻殻機動隊」で知られる士郎正宗の人気SFコミック「アップルシード」の前日譚(たん)を描いたCGアニメ映画『アップルシード アルファ』初日舞台あいさつが17日、新宿バルト9で行われ、小松由佳、諏訪部順一、悠木碧、高橋広樹、荒牧伸志監督が出席した。
元SWAT隊員のヒロイン・デュナンと全身サイボーグのブリアレオスが、理想都市オリュンポスにたどり着くまでの日々を描き出した本作。デュナン役の声優・小松は「初日が開けました! この記念すべき日にお越しいただきありがとうございます」と晴れ晴れとした顔であいさつし、会場から大きな拍手を浴びた。
「アップルシード」シリーズは過去に、映画版、テレビ版という形でアニメ化されてきたが、「過去の作品は参考にした?」という質問に「極めてナーバスな質問ですねぇ」とちゃかしてみせた諏訪部。しかし小松はひるまずに「そのナーバスな質問にぶっちゃけて答えていいですか?」と切り出すと、「実はデュナン役は、前にオーディションで落ちているんです」と告白。
荒牧監督が恐る恐る「落ちたというのはもしかしてテレビシリーズの方?」と尋ねると、「そうです!」と返答。「(落としたのは)僕じゃないんですね。よかった」と監督が胸をなで下ろすさまに会場は大いに沸いた。なお、そんな小松とのパートナーシップについて諏訪部は「第一声から小松さんの声がパートナーとしてしっくりきた。収録はとてもスムーズに、気持ちよくやらせていただきました」と証言していた。
そんな中、高橋が収録中、監督に何度も「ブリアレ“オ”スですか? ブリ“ア”レオスですか?」とブリアレオスという名前のどこにアクセントを付けるか尋ねたと述懐すると、悠木は「わたしブリオレアスって言っちゃったぁ」と言い間違いをあっけらかんと告白し、会場は大爆笑。ちなみに正しい発音はブリ“ア”レオスであるとのこと。
荒牧監督は最後に「『アップルシード』は僕の初長編映画のタイトルで、チャレンジの連続で作り上げた大事な作品です。今回はリブートということで、もう一度チャレンジするという意味で力が入っています。楽しんで帰ってください」と会場に呼び掛けた。(取材・文:壬生智裕)
映画『アップルシード アルファ』は公開中