元子役・現AKBの向井地美音、『アンフェア』新作で美央役を続投
篠原涼子主演の人気シリーズ『アンフェア』の完結編となる映画『アンフェア the end』が今年9月に公開されることが発表され、子役時代に同シリーズで主人公・雪平夏見の娘である美央を演じていたAKB48の向井地美音(16)が同役を続投することが明らかになった。
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子役として数多くのドラマや映画に出演し活躍していた向井地は、2013年1月にAKB48第15期研究生オーディションに合格。2014年2月にチーム4への昇格が発表され、その年の4月に行われた同グループ恒例のイベント「AKB48 リクエストアワー セットリストベスト200 2014」では、大島優子から「へビーローテーション」のセンターポジション後継者に指名され、話題を集めた。
今作の製作開始当初、向井地がAKBになっていたことを知らなかったという臼井裕詞プロデューサーだが、美央は雪平(篠原)にとって命に代えてでも守りたい大事な娘で重要な役どころのため、「仮に芸能活動をやめていても出てもらいたい」と考えていたといい、「ご縁と言うのも変ですが、こうして『アンフェア』と共に歩んできた彼女が、今やAKBとしていろいろなファンを魅了する方になって、また出ていただけるというのも、シリーズファンの心をくすぐれるものではないかと思います」とコメント。
稲田秀樹プロデューサーも「こう言うと失礼なところもありますが、『アンフェア』はスタート当初、若干地味なキャスティングだと言われていました。でも今は皆さんが本当にビッグになられて、美音ちゃんはその象徴ですね」と向井地の活躍ぶりをたたえていた。
シリーズ完結編となる本作の舞台は、前作『アンフェア the answer』(2011)で描かれた「ネイルガン連続殺人事件」から4年。元夫・佐藤和夫(香川照之)の死と引き換えに、国家を裏で操る秘密組織の機密データを手に入れた雪平がついに反撃し、シリーズ10年に及ぶ謎の全てが明かされる。(編集部・中山雄一朗)