ロビン・ウィリアムズさんの遺産めぐり、元妻と子供たちが泥沼争い
昨年8月12日に亡くなったロビン・ウィリアムズさんの遺産をめぐり、元妻と子供たちが泥沼の法廷争いを繰り広げていることがわかった。The New York Timesが報じた。
主に争っているのは、3度目の妻スーザン・シュナイダーさんと、1番目の妻バレリー・ベラーディさんの息子ザッカリーさん、2番目の妻マーシャ・ガーセス・ウィリアムズさんの娘ゼルダさんと息子コーディーさんの4人。ロビンさんの死から6か月がたとうとしているが、彼らは昨年12月と今年1月に書類を裁判所に提出。コメディアンや俳優として活躍してきたロビンさんの思い出の品の所有権などが争論の中心になっているとのこと。
昨年12月に提出されたスーザンさんの文書によれば、2011年に結婚した際に彼女の生活を生涯保護する費用をロビンさんが負担するという婚前契約を交わしたのにもかかわらず、ロビンさんの死を悼む暇もなく、彼と暮らしていた時にとっていた新聞配達のサービスがキャンセルされるなど資産が一方的に取り除かれているという。またカリフォルニア州ナパにあるロビンさんの家や服、宝石、スーザンさんとの結婚前に撮影された写真などは全て子供たちが所有権を有しているが、それ以外のスーザンさんとの結婚式で着用したタキシードや個人的に集めていた小物については彼女にも所有権があると主張。
この主張を受け、子供たち3人は今年1月に文書で「心外だ」と反論。スーザンさんとの結婚期間は3年にも満たず、遺産はロビンさんが望んでいた形で配分されるように慎重に計画を立てたと申し立てている。またスーザンさんが、ロビンさんが集めていたアクションフィギュアやポスターなどを小物と表現したことにも激怒。それらは全てロビンさんの創作の糧になっていたものであり、子供たちもコレクションに協力していたと述べ、「ロビンさんが人生をかけて集めた貴重なコレクションである」とコメントしている。
スーザンさんの弁護士は、ロビンさんはスーザンさんがゆっくりと家で暮らすことができる人生を望んでいたが、子供たちの遺産と比べてスーザンさんが受け取ったものはあまりにも少なすぎると語っているとのこと。一方子供たちの代理人はこの件についてコメントしないという姿勢をとっている。(編集部・井本早紀)