ニューロティカ“あっちゃん”バンド継続30年の理由は「みんなと楽しむため」
パンクバント、ニューロティカの結成30年と、フロントマン “あっちゃん”ことイノウエアツシの生誕50年を記念したドキュメンタリー映画『あっちゃん』の完成&公開決定記者会見が10日、新宿LOFTで行われ、あっちゃんをはじめとするニューロティカのメンバーと、メガホンを取ったナリオ監督が出席した。
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ニューロティカは、2014年に結成30周年を迎えたパンクバンド。ライブ回数は1,700回を超え、氣志團、175R、太陽族、PUFFYなどさまざまなメジャーバンドに影響を与え続けてきた。
バンドのフロントマンであり、唯一のオリジナルメンバーであるあっちゃんは、普段はお菓子屋の若旦那として働き、ライブになるとピエロのメイクでパフォーマンスを行っている。この日もピエロ姿で登場したあっちゃんは「結成30周年、何かをやらなくちゃいけない。こんなことをやってみようと、ドキュメンタリー映画を完成させました」とあいさつ。「バンドを続けているのは、自分のためでもあり、みんなと楽しむためでもある。映画化にはびっくり。映画館で観て楽しみたい」と笑顔を見せた。
一方、「個人にスポットをあてたドキュメンタリーは珍しい」と語ったナリオ監督は、「撮影を続けていくうちに、誰からも愛されるキャラクター“あっちゃん”に触れ、そんな部分をクローズアップして追っていった」といい、すっかりニューロティカのファンになったと告白。そんな誰からも好かれるあっちゃんだが、「褒められてばかりだと、気持ち悪い。裏あっちゃんの話もしてよ」と振ると、ナリオ監督が「女の子のストライクゾーンが広いよね」と暴露。ナボも「好きなのは20歳以下だよね」と応戦し、50歳、独身のあっちゃんをタジタジにさせる場面もあった。
同作には、あっちゃんを取り巻くニューロティカ新旧メンバーをはじめ、さまざまなバンドやアーティストたちが登場。なお、本作の制作資金はクラウドファンディングサイトCAMPFIREで全額が募られ、当初の目標金額375万円を超える940万3,669円が全国のファンから集まった。(福住佐知子)
映画『あっちゃん』は4月18日より渋谷HUMAXシネマ、シネマート心斎橋にてレイトショー 5月以降、名古屋シネマテークほか全国順次公開予定