岡田准一×阿部寛×尾野真千子『神々の山嶺』で日本映画初のエベレストロケに挑戦!
夢枕獏の傑作山岳小説を実写化する映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で岡田准一、阿部寛、尾野真千子が初共演し、日本映画初となるエベレストでの撮影に挑むことが明らかになった。撮影は3月からネパールやエベレスト現地で開始する予定で、全体で約4か月の撮影期間中に、キャスト陣も通称“エベレスト街道”と呼ばれる場所を高度順応しながら10日間かけて登る。高度6,000メートル付近で世界でも類を見ない映像を撮影する本格ぶりだ。
本作は、世界最高峰の山に魅せられた山岳カメラマンの深町誠と伝説のクライマー・羽生丈二、そしてその男たちを待つ女性・岸涼子の三人を中心に、世界最高峰の「神々の領域」に命を懸けて挑む人々の姿をロマンと感動を交えて描き出すエンターテインメント超大作。
岡田が演じるのは、古いカメラの発見をきっかけに羽生と出会い、自らもエベレストに挑むこととなる深町。阿部は人生すべてをエベレスト登頂に注ぎ、消息不明だった伝説のクライマー・羽生、尾野は羽生との登山中に事故死した兄を持ちながらも、羽生を愛しその帰りを待ち続ける岸にふんする。メガホンを取るのは『愛を乞うひと』などの平山秀幸監督。脚本は『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』などの加藤正人が手掛ける。
エベレストロケについて岡田は、「原作の『神々の山嶺』は大好きな作品で、実際のエベレストでも撮影できるということを今から楽しみにしています」と期待に胸を膨らませている。日本でトレーニングに励みたいと話す尾野も、「エベレストでの撮影きっと大変だと思います。でも、あの山に登る意味がある作品にしたいです。なぜ登るのか……自分自身にも問いかけながらこの作品に臨もうと思います」と覚悟十分な様子。
平山監督は、「今回、壮大な原作を映像化するにあたって、想像を絶する限界ギリギリの撮影現場が待っています」と話し、「そこでは、『芝居』や『思い込み』などというようなことは通用しません。参加していただくこの三人の俳優さんのまるごとがフィルムに焼きつけられる事になります。その『事』が楽しみでもあり、反面恐ろしくもあります」と大きなチャレンジへの思いを語った。(編集部・吉田唯)
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年全国公開