アニマル改め“アニメ浜口”『シドニアの騎士』キャストに気合注入!
『劇場版 シドニアの騎士』の完成披露上映会が23日、都内で行われ、声優を務めた洲崎綾、喜多村英梨、大原さやか、静野孔文監督、瀬下寛之副監督が登壇した。それぞれが作品への思いを熱く語る中、サプライズゲストとして同作の応援隊長に任命されたアニマル浜口が、“アニメ浜口”と書いたハチマキを巻いて登場。キャスト、スタッフ、観客全員に気合を注入する一幕があり、会場は大盛り上がりとなった。
本作は、人気漫画家・弐瓶勉のSFコミックを基にポリゴン・ピクチュアズが制作したテレビアニメシリーズ全12話を劇場用に再構成した話題作。テレビアニメ版のほか、『名探偵コナン』シリーズなども手掛ける静野監督のもと、異生物によって太陽系が滅亡してから1,000年後を舞台に、残された人類と、再び現れた宿敵との壮絶な戦いを描く。
劇場版の初お披露目を迎えたこの日、大原が、「音を録ってから絵をつけていく『プレスコ』というやり方だったので、(完成まで)1年半くらいかかりましたよね?」と制作過程を振り返ると、洲崎は、「新しいアングルになっているところとか、テレビ放送の時点では気が付かなかったところが見えてきたりとか、新たな魅力にあふれていました。もちろん音響も素晴らしかった」と絶賛。
そこで喜多村が、「テレビシリーズが劇場版サイズ(の尺)になって、どこが削ぎ落されるのか気になって、ドキドキしました」と告白すると、瀬下副監督は、「静野監督、バリバリとカットしていましたよ」とチクリ。これに対して静野監督は、「2時間にまとめるのは不可能だと思っていましたが、優秀な編集のプロにアドバイスをいただいて、なんとか完成できました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
そんな撮影裏話で全員が盛り上がる中に登場した応援団長のアニマルは、「アッハッハ! 今日は『アニメ浜口』と呼んでください!」と早くもハイテンション。すでに本作を2度観たといい、「困ったことに、娘の京子が(主人公の)谷風長道を好きになっちゃったんですよ」と告白。「戦いの中に飛び込んでいった長道、かっこいいね!」と満面の笑みを浮かべ、最後は気合を込めて「シドニア!」と連呼し、イベントを締めくくった。(取材:坂田正樹)
『劇場版 シドニアの騎士』は3月6日よりTOHOシネマズ日本橋、新宿バルト9ほかで2週間限定公開