レオナルド・ディカプリオ、24の多重人格者ビリー・ミリガン役へ
映画『華麗なるギャツビー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のレオナルド・ディカプリオが、24の多重人格で知られるビリー・ミリガンを描く映画『ザ・クラウデッド・ルーム(原題) / The Crowded Room』で、主役のビリー役を演じることになったとThe Hollywood Reporterが報じた。
本作は、1977年、22歳のときにオハイオ州で強姦強盗事件を起こすも、その記憶が欠落していたことから、犯罪の場で初めて多重人格という障害が注目されることになったビリー・ミリガンを描く映画。「アルジャーノンに花束を」の著者ダニエル・キイスが、本人へのインタビューや関係者の証言などに基づいて記した1981年出版の著書「24人のビリー・ミリガン」を映画化するものだ。
ディカプリオは、20年も前から、ビリー・ミリガンの役を演じることに関心を持ち続けていたという。
本企画は、随分前からあがっており、一時はジェームズ・キャメロンの名が監督候補に挙がったこともあった。製作を手掛けるニュー・エージェンシーが何年も企画を温めた末、ようやく製作準備が本格始動したようだ。
映画『ラッキーナンバー7』の脚本やテレビドラマ「キッドナップ」の企画製作を手掛けたジェイソン・スマイロヴィックと、「キッドナップ」のアシスタントクルーを務めたトッド・カッツバーグが、本作の脚本を担当する。
ディカプリオは、主演だけでなく、自らプロデューサーも務めることになっている。(鯨岡孝子)