安藤サクラ、井浦新らが道頓堀をクルーズ!-第10回大阪アジアン映画祭
第10回大阪アジアン映画祭が6日に開幕する。それに先駆け、大阪・道頓堀のとんぼりリバーウォークでは「アジアン スター フェスティバル 2015」が行われ、オープニング作品『白河夜船』の安藤サクラ、井浦新、若木信吾監督や、インドネシア映画『武士道スピリット』の武田梨奈、実写映画初出演を果たした人気ボーカルユニットCHEMISTRYの川畑要らが遊覧船「どうじま号」に乗り、道頓堀をクルーズしながら映画祭をアピールした。
安藤サクラ、井浦新、武田梨奈、川畑要らが出席!フォトギャラリー
アジアの話題作を上映する同映画祭も、今年は10回目という節目の年。セレモニーには第7回に監督作『セデック・バレ』2部作が、第9回に製作・脚本を務めた『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』が共に観客賞を受賞した台湾のウェイ・ダーションが登場した。両作品で日本・台湾間の観光と文化交流に大きく貢献したとして、大阪観光局長の加納國雄氏から感謝状と記念のスパイクが贈られた。
また、今年はスポンサーの薬師真珠(本社・大阪)が、最も輝きを放っていると評価した俳優に贈る薬師真珠賞と、日本を含むアジア映画で顕著な功績と将来性に満ちた才能ある人物に贈るという二つの賞を新設。第1回「オーサカ Asia スター★アワード」は、行定勲監督『真夜中の五分前』にも出演した台湾俳優チャン・シャオチュアンに贈られる。
アジアの多彩なゲストと観客がフレンドリーに交流するのが同映画祭の魅力だが、この日のイベントは、まさにそんな映画祭のカラーを象徴するような内容だった。セレモニーの最中でも、近隣の屋外ビジョンからは大音量でCMが流れ、ステージの前を観光客を乗せた遊覧船が横切りゲストに手を振る。マイク前に立っていた井浦も度々あいさつをさえぎられ、思わず苦笑い。「なんか情報量が多いですね。さすが大阪」と語ると、沿道から笑いが起こっていた。(取材・文:中山治美)
第10回大阪アジアン映画祭は3月15日まで大阪市各所で開催