しんちゃんが転出届を提出!24年住んだ春日部離れる
シリーズ最新作『映画 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』で、埼玉県春日部市からメキシコに引っ越す野原一家を代表して、しんちゃんが25日、春日部市役所で転出届を提出。石川良三春日部市長と市民約250名が見守る中、春日部さよならセレモニーが行われた。
しんちゃん、一人で転出届出せるもん!春日部さよならセレモニーフォトギャラリー
1990年の連載開始当初から、野原家の住所といえば埼玉県春日部市。連載開始から14年後の2004年に、同市の市制施行50周年を記念して「春日部市双葉町904」に特別住民登録をされ、名実共に春日部市の住民となってからは、「子育て応援キャラクター」「まちの案内人」の大役を任され、春日部市のPRに務めてきた。
そんなしんちゃんが最新作では、双葉商事に勤める父・ひろしの転勤により、メキシコのモウクエンカ州マダクエルヨバカに引っ越すことに。職業欄に「あしくささらりーまん」「ようかいけちけちおばば」「スーパーいけめんごさいじ」などと記した転出届を提出したしんちゃんは、「まだ5歳だけど、24年も住んだんだよね~。思い返せばいろいろなことがありました。母ちゃんのおケツはますますデッカクなったし、父ちゃんの足はますます臭くなったし……! ひまわりもシロも増えて、いい思い出が浮かぶなあ~。まだオラん家のローンは32年残っているんだけどね!」としみじみ。
それを受けて提出証明書を授与した石川市長は、「タイトルを聞いた時は、正直ドッキリしました。春日部市長としては残念ですが、野原家にもご都合がありますから、引き留める訳にはいかない。せめて、メキシコでも活躍されることを祈念して、お見送りをしたいと思います。早く元気に戻ってきて活躍してほしい」とエールを送った。
しんちゃんは「春日部のことはかすかべ防衛隊にまかせたゾ! んじゃ、そーゆーことで~!」と言い残し、小さな子供たちを含んだ市民約250名に「しんちゃん元気でね!」「早く戻ってきて!」と見送られながら春日部市役所を後にしていた。(写真・文:小島弥央)
『映画 クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』は4月18日より全国公開