早見あかり、村上虹郎は「すてきなパートナー」
女優の早見あかりが28日、都内にて行われた、映画『忘れないと誓ったぼくがいた』初日舞台あいさつに、村上虹郎、大沢ひかる、池端レイナ、堀江慶監督と共に登壇した。早見は虹郎について「すごく自由で読めない人間なんだけど、(頼りがいのある)お兄ちゃんぽくもある」と印象を語ると、「すごくすてきなパートナーが見つかった」と笑顔を見せた。
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本作は、人気作家・平山瑞穂の同名小説を映画化した恋愛青春ファンタジー。数時間後には会った人の記憶から消えてしまう不思議な少女・織部あずさ(早見)と、大学受験を控えた平凡な高校生・葉山タカシ(虹郎)の純粋で切ない恋愛模様を描く。
村上と初共演となった早見は、映画制作が決まったとき、歌手・UAと俳優・村上淳を両親に持つ虹郎の名前をネットで検索したそうで、誕生日が同じ3月17日であることに、「こんなことってあるの?」とかなり驚いたと告白。早見の方が2つ年上ということもあり「しっかりしなきゃ」と気を引き締めたという。
しかし、撮影前のおはらいに出席した際、作法について虹郎からため口で「違うよ、それ」と注意されたそうで、「初対面の2個上のお姉さんに向かって、なんて子だと思った」と当時の胸中を告白。だが、そんな虹郎のフランクな態度によって、「仮面をかぶって接することなく、素の自分でいられた」と感謝を述べると、「一緒にいる時間が長くなるにつれて、考えや思考の仕方が一緒なので、何も言わなくてもお互いの気持ちがわかるし、撮影自体が楽でした」と振り返った。
一方の虹郎は、本作にちなみ、「人の記憶から忘れ去られる存在になってしまったら?」と質問されると、「落ち込む前に、無賃で旅をしまくります。指名手配されないから」と大胆告白。早見は、「わたしだったら消えちゃいたいと思っちゃう。それを使って悪いことしちゃえ! っていう虹郎の発想はすごい」と珍しく食い違う村上の意見に目を丸くしていた。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『忘れないと誓ったぼくがいた』は全国公開中