高橋みなみ、AKB卒業の川栄李奈にエール「応援してあげたい」
AKB48の高橋みなみが26日、さいたまスーパーアリーナで行われた、「AKB48 衣装ミュージアム ~衣装が語る少女たちのキセキ~」記者発表会に出席した。会見前に行われた「AKB48春の単独コンサート~ジキソー未だ修行中!~」の中で川栄李奈がグループ卒業を電撃発表した影響もあり、会見は1時間45分ほど遅れて開始。その席で高橋は、すでに卒業を発表している自身と重ね合わせるかのようなコメントで、川栄にエールを送った。
昨年の襲撃事件がトラウマとなり、握手会に出られなくったという川栄。また、ドラマ出演を通して芝居の魅力に目覚め「一から頑張りたい」と女優としての道を歩む決意を固め、この日、AKB48からの卒業が電撃発表された。
そのときの心境を「メンバー、ファンの皆さんも、本当に驚いていましたし、わたし自身も驚きました」と振り返る高橋。「でも、彼女自身が決めたことなので、応援してあげたいというのが一メンバーとしての気持ちです」と川栄の思いを真摯(しんし)に受け止めている様子も見せた。
また、「ライブ中にも言ったんですが」と前置くと、「AKBのメンバーである以上、いろんな決断に出くわす場面がたくさんあると思います。その道が正しいのか、卒業してみないとわからないこともたくさんあると思います」と卒業を発表している自身に言い聞かせるかのように語ると、「卒業して一人になってみてから、その道が正解だったんだという風に、自分自身で決めた決断を正解に導いていきたい」と力を込め、最後は報道陣に向け、「川栄李奈の応援をよろしくお願いします」と頭を下げた。
本展は、デビュー当時から楽曲ごとに作られてきた3万着を超える衣装の中から、シングル曲を中心に、コンサートや音楽番組などで着用された衣装約250着を一堂に展示するもの。衣装を担当する「オサレカンパニー」の制作現場を垣間見られるコーナーのほか、メンバーが思い出や裏話を語った音声ガイドなどもあり、衣装を通じてAKB48グループの活動を振り返る内容となっている。
会見には、横山由依、松井珠理奈、渡辺美優紀、兒玉遥、茅野しのぶ(AKB48グループ総支配人兼衣装チーフ・デザイナー)らも出席した。(取材・文:鶴見菜美子)
「AKB48 衣装ミュージアム ~衣装が語る少女たちのキセキ~」(中学生以上1,000円/小学生500円)は、さいたまスーパーアリーナTOIROにて3月28・29日に開催