東京ディズニーリゾートで初の同性結婚式を挙げた元タカラジェンヌが幸せアピール!
2013年に東京ディズニーリゾートで同性カップルによる初の結婚式を挙げて話題になった元タカラジェンヌの東小雪と、ゲイで女装パフォーマーのブルボンヌが2日、都内で行われた映画『パレードへようこそ』のトークイベントに出席。二人仲良く、互いのパートナーを紹介し合った。
イベント後の会見で、「今交際している人はいるんですか?」と問われたブルボンヌがまず「実はおります」と照れくさそうに彼氏の存在を告白。会見場の後ろを指差して、「そこにいます。そこにいる小さいおじさんです。5、6年くらい付き合っています」と50代の交際相手の男性を紹介。すると東も「ちなみにわたしも」とやはり会見に立ち会っていたパートナーの増原祐子さんを紹介。増原さんと二人仲良く薬指にはめた指輪をかざして幸せをアピールした。
東は「高校2年生のとき、初めて女の子が好きだと気付きました。それまでは周り(の人)みたいに男の子を好きにならなくて、大人になったら好きになるのかなと思っていた。女の子を好きになって初めて自分は人とは違うんだと悩みました。周りには言えなかった」とかつての思いを吐露。
その上で先日、東京・渋谷区で同性のカップルを「夫婦と同等」と認めて「パートナーシップ証明書」を発行する全国初の条例案が可決・成立したことに触れ、「渋谷区に住んでいるので本当にうれしかった。発行されるようになったらすぐにパートナーと届けに行きたい。夏から秋ごろ発行されるようなので楽しみにしています」とにっこり。増原さんとの結婚生活についても「普通の男女のカップルと変わらない生活をしているんじゃないかなと思います。法律では結婚できないけど頑張っています」と報告していた。
本作は、1980年代のイギリス・サッチャー政権下を舞台に、社会から疎外されたLGBTの若者たちと、時代に取り残されようとしている田舎の炭鉱労働者たちという全く違う環境にあるマイノリティー同士の温かな友情を、笑いと涙で描いた感動の実話。『ラブ・アクチュアリー』のビル・ナイ、『ハリー・ポッター』シリーズのアンブリッジ役で知られるイメルダ・スタウントン、テレビドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」でモリアーティにふんしたアンドリュー・スコットなどが出演している。(取材・文:名鹿祥史)
映画『パレードへようこそ』は4月4日よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開