柳沢慎吾が女装で“あばよっ!”『ヒロイン失格』に中尾彬、六角精児らと本人役で出演
女優の桐谷美玲が主演を務め、幸田もも子の同名人気漫画を実写化する映画『ヒロイン失格』に中尾彬、柳沢慎吾、六角精児が本人役で出演することが発表され、柳沢は女装で決めゼリフの「あばよっ!」を披露することが明らかになった。原作でも「あばよっ!」のシーンはリアルなタッチで柳沢の顔が描かれており、実写ではそれを実現した形となる。
桐谷がハゲヅラ姿や変顔などに挑戦することでも話題の本作は、主人公・松崎はとり(桐谷)と幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)、学校一のモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)の三角関係を笑いと涙と胸キュンを交えて描くロマンチック・コメディー。福田彩乃、我妻三輪子、高橋メアリージュン、濱田マリ、竹内力ら個性的なキャスト陣が脇を固め、『ハンサム★スーツ』などの英勉監督がメガホンを取った。
柳沢が出演するのは、暴走したはとりが立ち去る際に、はとりと同じ格好で登場して「あばよっ!」を披露するシーン。本人役を務めた柳沢は、「すごく楽しかった。みんなあったかくて、監督も明るいし、3か月間ずっとこのスタッフと一緒なのって思っちゃうくらい楽しい現場でした」と撮影を振り返ると、「最後に『あばよっ!』って言ったんだけど、一言っていいね! 言い続けることは大事だなって思った」としみじみ。「昔大御所の人に『慎吾ちゃんはずっと言い続けてる。途中でストップすることは簡単。やり続けることが大事だよ』ってね。こういうことなんだなと思ったよ。本人役でオファーが来て、こういうの良いね! 素の自分でいられて、すごくうれしい!」と喜びをあらわにした。
三角関係に揺れるはとりの背中を、おなじみのセリフ「いいんじゃない」で押す役として登場する中尾は、「出番はわずかですが、細かく目線など考えたりして、作っていくのが楽しかったです。 わずかでも全身全力でやってます。もうちょっと出たいなと思いました」と名残惜しさを明かした。
はとりたちが修学旅行中に見つける有名人役の六角も、「最初に本人役で登場すると聞いて、どのようにすればいのかと思いました。監督にはこのままでいいと言われたので特に役作りはなかったのですが、不思議な感じです。若者たちが大勢いる現場になかなか参加する機会がないので、楽しかったです」と撮影を楽しんだ様子だ。(編集部・吉田唯)
映画『ヒロイン失格』は9月19日より新宿ピカデリーほか全国公開