デヴィッド・リンチ、「ツイン・ピークス」新シリーズから降板
昨年10月、アメリカのテレビ局Showtimeで25年ぶりに復活することが発表されたテレビドラマ「ツイン・ピークス」で、クリエイターの一人であるデヴィッド・リンチ監督が金銭面の問題を理由に同シリーズの降板を発表した。
リンチ監督は5日(現地時間)、自身のツイッターで「ツイッター仲間へ。Showtimeは『ツイン・ピークス』をキャンセルはしていない。1年4か月という長い交渉の末、脚本執筆のためにわたしが望んでいた十分な金額が提示されなかったため、わたしは手を引いた。今週になって、わたしが監督を務めないことを俳優たちに知らせ始めた。『ツイン・ピークス』がShowtimeで生き続ける可能性はまだある。わたしは『ツイン・ピークス』の世界が大好きなので、このような結果になったことが残念だ」という内容のツイートをし、ファンに降板を知らせた。
それに対し、Showtime側は「われわれは残りの問題点を解決しようと、デヴィッドと代理人たちといまだ交渉中だと理解していたため、本日のデヴィッド・リンチの声明を残念に思います。Showtimeも『ツイン・ピークス』の世界が大好きなので、素晴らしいクリエイターのデヴィッド・リンチとマーク・フロストがかじ取りをする中、栄光に包まれて復活することを願っています」とコメントしたとThe Wrapは報じた。
「ツイン・ピークス」の新シーズンには、オリジナルキャストのカイル・マクラクラン、シェリル・リー、ダナ・アッシュブルックなどの出演が発表されており、リンチ監督はフロスト監督と共に全9エピソードを手掛ける予定だった。(澤田理沙)