篠原涼子、『アンフェア』撮影終了で涙…「感謝の気持ちでいっぱい」
女優・篠原涼子が検挙率ナンバーワンの敏腕刑事を演じる人気シリーズの完結編となる映画『アンフェア the end』(9月5日公開)が4月初旬、クランクアップを迎えた。2006年にテレビシリーズがスタートして以来、主人公・雪平夏見を演じてきた篠原は「10年間、雪平夏見と連れ添ってきたので、まだ実感が湧かない」と語りながらも、感極まった様子で目を潤ませた。
雪平が帰ってくる!『アンフェア the end』写真ギャラリー
埼玉県内の満開の桜並木で撮影が行われたこの日、最終カットOKの声がかかると、共に『アンフェア』シリーズを支え続けてきた佐藤嗣麻子監督が花束を持って篠原のところへ。篠原は「この花をもらったら終わっちゃう」と冗談っぽく笑ってみせるも、感慨深げに監督から花束を受け取り、抱擁をするとともに感謝の気持ちを伝えた。また、一足先にクランクアップを迎えていた雪平の最後の相棒となる津島直紀役の永山絢斗も篠原に内緒で撮影現場を訪れ、スタッフと共に雪平の最後の勇姿を見守った。
篠原は「10年間も続くと思っていなくて、振り返るとわたしも当時は31歳で若かったのですが、『アンフェア』と共に成長する事ができました。こうしてこの場に立っていられるのは監督をはじめ、スタッフの方々、『アンフェア』という作品のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを吐露。
「その中でも振り返ると、結婚したり、子供ができたり、『アンフェア』を通して、本当に幸せで贅沢な人生を過ごせた日々だったと思っています。本当に素晴らしい作品でしたし、毎回台本を読んで、どんな作品になるんだろうとこんなに楽しみに思える作品は他にありません」とシリーズを思い返し、「『アンフェア』という作品を汚さないためにもこれからもっと良い役者になれるよう頑張りたいと思います」と決意を新たにした。(編集部・中山雄一朗)
映画『アンフェア the end』は9月5日より全国東宝系にて公開